理事長 江上大介所信

社団法人延岡青年会議所
2014年度 理事長所信
社団法人延岡青年会議所
第58代理事長 江上大介

はじめに
明るい豊かな社会の実現を目的に1957年7月25日、21名の志高きメンバーにより社団法人延岡青年会議所は設立されました。設立から現在に至るまで、先輩方はこのまちの発展を願い、地域社会の多くの方々と共に時代背景に則した様々な運動を展開してまいりました。近年においては、未曾有の災害や社会全体が抱える多くの諸問題に立ち向かい、国全体の変革を望む意識が日増しに高まっていることは間違いないのですが、その道中は険しく、展望は未だ拓かれていません。創立50周年を機に「自分たちのまちは自分たちでつくる」という誇り高き創始の精神を改めて魂に刻み込み、私たちはひとづくり、まちづくりにと揺ぎ無い信念を念頭に置き新世代へと新たな一歩を踏み出しています。その歩みを進めていく中で、私たちの活動を支えて下さる地域社会への感謝と、この郷土延岡を創り上げてこられた先輩方への敬意の念を忘れることなく、青年らしい自由な発想と力強い行動力を惜しみなく発揮して勇往邁進しましょう。そして、元気いっぱいに活動を繰り広げる私たちの英知と勇気と情熱こそ、人々が愛と希望に満ち溢れた明るい豊かな未来を迎え、笑顔の絶えない活気ある郷土延岡としてさらなる発展を遂げる源になると確信します。

願いを繋ぐ
東九州自動車道がついに全線開通の運びとなり、長年運動に取り組んでこられた多くの延岡市民と先輩方が夢に見た陸の孤島延岡からの脱出は目前となりました。この東九州自動車道建設促進運動に注いだ情熱を、九州中央自動車道建設促進運動へ移行し、「九州の一体的かつ均衡ある発展と人命に関わる救急搬送ルート(命のみち)、また災害時に強い地域づくり」これらの問題を明確に理解した上で、九州中央自動車道全線開通の早期実現を強く願う同志である一般社団法人熊本青年会議所と2010年10月、この運動をさらに強固なものにするために協働して取り組んでいく決意宣言書を交わしました。西と東から勇壮果敢な青年たちが一体となり声を大にし、沿線地域を巻き込んだ運動をこの先何十年かかっても成し遂げる決意を固め果敢に取り組みます。さらに、両高速道路をどのように地域の活力と発展に役立てるのかを模索し、まちづくりのビジョンを構築してまいります。高速道路時代に向けて、すでに行政主導により企業誘致による雇用の創出や、延岡駅周辺の整備を軸とした中心市街地の活性化を図る取り組みがなされています。市民と行政が一体となった郷土延岡において、「自分たちのまちは自分たちでつくる」という創始の精神に基づく私たちの運動を、行政や他団体とのネットワークを充実させることにより、より強固なものとして地域社会に根付かせたいと考えます。

未来を繋ぐ
まちの未来を繋ぐ子どもたちは私たちの大切な宝です。子どもの明るく健やかな姿は私たちの大きな希望と「地域の子どもは地域で育てる」という本気の行動の原動力です。私たちは体を張って、次の時代を担う子どもたちを守り、慈しみのこころを育て、力強い精神や逞しさを育む責任があります。私たちは子ども主体の事業を通して、子どもの視野に沿った修練、奉仕、友情を体験してもらい、後の人生に役立つ心の根っことなる基盤創りを目指します。それには私たちが見本となり、迷いなく率先して子どもたちの手を引いて、「当り前」と捉えている全ての物事の「有り難さ」を伝えていくことが必要であり、事業を真剣に取り組む本気の行動を大人の背中として子どもたちに示さなければなりません。大人が真剣にできないことを子どもができるはずがありません。今一度、子どもたちの未来を背負っているという責任感を強く持って日々行動しましょう。その行動を目の当りにした子どもたちは、明るく、正しく、他を慈しみ、仲間を尊び、郷土を愛する素晴らしいまちの財産になると確信します。

組織を繋ぐ
社団法人延岡青年会議所は20歳から40歳までの限られた時間の中で、新入会員との出会い、メンバーの卒業を繰り返し、それまでにはない新たな発想や気づきを得て存続して来ました。また、日本のみならず世界中に同志を持つ団体である青年会議所のスケールメリットを活かし、様々な価値観に触れ、切磋琢磨しながら、私たちは修練、奉仕、友情の三信条を基に積極的な運動、事業を展開することでこのまちに貢献し、メンバーの成長へと繋げています。そのプロセスでメンバー同士の友情が育まれるだけでなく、市民や数多くの他団体との交流を図る機会をいただいています。そのような素晴らしい機会を無駄にすることのないよう、常に率先垂範の精神で知識の向上に努め、多くの経験を積み重ねることで青年経済人としての資質を高め、会員個々の魅力、さらには社団法人延岡青年会議所の魅力を地域社会で存分に発揮したいと考えます。また、明るい豊かな社会を目指す私たちの組織は常に青年の元気と活気に満ち溢れていなければなりません。私たちがこのまちのさらなる発展に向かって弛まぬ努力を重ねる姿を示すことで、周りの人々が手を貸してくださり、新しい共感者を得てこそ組織は存続します。また、法人格移行により私たちは、公に対してさらなる説得力を持つために、メンバーの当事者意識の形成と団体の使命、将来の構想をより明確にしていかなければなりません。つまり、私たちが行動力、実行力、実践力を兼ね備え市民の意識をも動かし得る公益性の高い事業展開をしていくことが、市民の意識変革を起こし、それが市民力となりこのまちのかけがえのない財産となります。その意識を最大限に引き出す運動こそが私たちの最大の使命であります。「市民意識変革運動」を起こしていく私たちは同じ目的のもと、同じ方向を向いていることを常に確認し合い、綿密なコミュニケーションを取り、貢献意欲を高め組織の統制を図ります。この素晴らしい社団法人延岡青年会議所会員としての自信と誇りを持って、自己の成長のため、まちの発展のためにこの組織を繋ぎ続けていきます。

結びに
社団法人延岡青年会議所は、その名の通り青年が会議をする団体です。会議をすることにより、各々の潜在能力を引き出し、最高の着地点を議論し目指すだけでなく、まちの可能性を形にして歴史に刻んでいく団体です。故に、生半可な気持ちや姿勢で挑んではならないのです。なぜなら、私たち一人ひとりの考えや行動は、まずメンバーを動かし、家族友人を動かし、そして地域を、日本を、世界を動かす礎にならなければならないからです。そんな大義ある団体の一員なのですから、私たちは創立55周年に掲げた宣言文に刻まれた「感謝の気持ち」「自己を律する」「不屈の精神」「まちの彩生」その一つひとつを誓い行動で示しましょう。そしてその先に見える、明るい豊かな社会へ繋がる栄光の架け橋を皆で手を取り合い築いていきましょう。私は、全てのメンバーが潜在能力と元気を心置きなく発揮し、人生の節目となる程の壁に立ち向かう勇気ある一歩を踏み出せるよう、大きな愛と揺ぎ無い信念を持って何事にも恐れることなくこの一年間をパワー全開で全うします。